大衆伝達機関マスグーム(masgoom)は個人運営の独立系ウェブメディアです。
編集・管理は羽織操觚(はおり・そうこ)が行っています。
大手メディア――4マス(新聞・雑誌・テレビ・ラジオの4媒体)を運営する大会社に匹敵するオルタナティブ・メディアを創始したいという想いから立ち上げました。
独立系メディア、オルタナティブ・メディア、さまざまな言い方がありますが新たなメディアは思想や姿勢に、極度の偏りがあります。しかしながら、俗にオールドメディアと呼ばれる新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどが常に公正中立の報道であったかと問われれば否です。
「マスゴミ」「虚業」と侮蔑されている現実があります。しかしながら、真に公平中立な報道や情報伝達など、ありえるのでしょうか。大衆伝達機関マスグーム(masgoom)の由来はマスゴミニケーション。
すなわち、マスゴミからきています。
自身を卑下するわけではなく、現代社会では情報がゴミのように溢れており、取捨選択でユーザーは頭を悩ませています。事実、若年層の情報源としてあげられる「Yahoo!ニュース」「Googleニュース」「LINEニュース」はキュレーションメディアであって、一次情報を取材できる報道機関ではありません。
大衆伝達機関マスグームも個人運営である以上、転載コンテンツやキュレーションで活動していくほかないと考えています。
インターネット上に散乱する情報から、有益なコンテンツを探し出して、まとめていく――まさしくゴミ漁りです。しかし、報道とはそもそも高尚なものではなかったはずです。
言い方を変えれば、社会の告げ口屋。不正や腐敗している勢力からすれば、悪事を吹聴されるのは厄介です。だから、正義のようにも見えますが、本質は無責任かつ口だけの存在です。
大衆伝達機関マスグームは報道の原点に立ち返り、社会正義や思想ではなく、ひたすら醜悪な事実を求めます。ジャーナリズムとは、市民や大衆が担うものであって、メディアは単なる媒体に過ぎません。私はジャーナリズムやジャーナリストよりも、淡々と事実をばら撒く操觚者こそ、今の社会に必要だと思っています。
善悪や道徳、何が正しいかは義務教育を終えた一般市民が考えるべきです。情報を摂取したうえで、信頼できるか、信用できるのか、そのうえで何を考え、どう行動するかは個人が負うべき責任です。
情報媒体としてのマスグームは、崇高な正義や上品な思想に価値を見出していません。下劣で醜悪な社会的事実であったとしても、大衆は事実を知ったうえで、行動する権利があるはずです。「報道の自由」の原点とは人々の好奇心に他なりません。
始まりは「プレスリリースコンテンツ」の転載、「UGC(個人制作コンテンツ)」のまとめなど、浅ましい情報ばかりになるでしょう。ですが、たった一人の小さな好奇心が時代のうねりになると信じ、「事実を告げ知らせる行為の自由」に基づき、大衆伝達機関マスグーム(masgoom)を創刊します。
羽織操觚